【鳩ケ谷の歯科】歯周病は肺炎につながる?関連する全身症状について解説
こんにちは。
鳩ヶ谷駅徒歩2分の歯医者【鳩ヶ谷駅東口テラス歯科医院】です。
昔から日本人を悩ませてきた病気の一つが、歯周病です。
歯周病は歯周病菌によって歯ぐきが溶ける病気で、放っておくと歯を失う原因となってしまうため、予防や早めの治療を心がける必要があります。
しかし、歯周病を放置すべきでない理由は、それだけではありません。
歯周病は、肺炎をはじめとする全身の病気の原因になる可能性があるのです。
今回は、歯周病と関係する全身の病気についてお話しします。
歯周病は肺炎の原因につながる!
歯周病による健康への悪影響は、お口の中だけではありません。
歯周病菌や歯周病による炎症物質は唾液や血流に乗って全身に移動して、たどり着いた先で悪影響を及ぼすと考えられているのです。
シニア世代の方が亡くなる原因(老衰を除く)で男性の第3位、女性の第4位となっている肺炎のうち、食べものや飲みものが誤って気管に入ることで発症する誤嚥性(ごえんせい)肺炎は、歯周病菌が原因の一つとされています。
誤嚥性肺炎の患者さんの肺の粘膜を培養したところ、複数の歯周病菌が検出されたのです。
歯周病菌が肺で炎症を起こすことが、肺炎につながると考えられています。
肺炎だけじゃない!歯周病と関係がある病気や症状
歯周病による健康への悪影響は、以下のようなものがあげられます。
・動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞といった循環器系の病気
・糖尿病の悪化
・骨粗しょう症
・早産や低出生体重児の出産 など
また、歯周病は、肥満や高血圧といったメタボリックシンドロームとも関係があるとされており、お口の中のケアだけでなく日ごろの生活習慣の見直しも大切です。
歯周病を予防して全身の健康を守りましょう
日本の特別養護シニアホームで、以下のような調査が行われました。
2年間、お口のケアを毎食後5分間行ったグループとそうでないグループを比較したところ、
・肺炎の発生率が激減した
・寿命が延伸した
との結果が得られたのです。
参照:J-STAGE|Dental Medicine Research|歯周病と全身―日常生活に潜む健康リスクとしての歯周病― p275 誤嚥性肺炎 >
歯周病予防をすることは、全身の健康維持につながります。
歯磨きや歯医者でのプロケアで、いつまでも健康なお口を維持しましょう。
歯周病の予防や治療は、「鳩ヶ谷駅」1番出口より徒歩2分の【鳩ヶ谷駅東口テラス歯科医院】をご利用ください。
お口のクリーニングから進行した歯周病の治療まで、患者さんのお口の状態に必要な治療をご提供します。